大山犬祭り開催!

6/5、庄内三大祭りの最後を締めくくる、『大山犬祭り』が開催されました。

滅怪犬(めっけいぬ)伝説・・・
 昔むかし、椙尾(すぎお)神社の裏山に化け物がおりました。毎年お祭りの日には、美しい娘を人身御供として差し上げなければ田畑を荒らすので、不作に苦しまねばなりませんでした。
 ある年、大山を通りかかった一人の六部(修験者)がこのことを聞いて、お祭りの夜、人が居なくなってから一人椙尾神社の天井に隠れて見ていると、二人の大入道が現れ、舌をなめずりながら「丹波の国のめっけ犬にこのことを聞かせるな」と繰り返しながら娘を二つにし、頭の方を東の坊、足の方を西の坊が持って「また来年の今日お目にかかろう」といいながら暗闇の中に姿を消しました。これを見ていた六部は、丹波の国へ行き、「めっけ犬」を探し出し、大山に帰ってきました。
 お祭りの日、六部は娘の代わり「めっけ犬」をかごに乗せ、いつもの通りお宮に供えました。やがて夜中になって現れた二つの大入道は、かごの戸を開け娘を出そうとすると「めっけ犬」は一声高く吠え、化け物に飛びかかり、とうとう化け物をかみ殺しましたが、自分も血に染まって倒れてしまいました。
 以来、化け物を退治しためっけ犬は椙尾神社のお前立となり、毎年この伝説をなぞらえて人身御供をかたどった「仮女房」と「犬ひき」を交えた行列が町を練り歩き、犬祭りというようになったとのことです。

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