第5回:【切削加工の基本と旋削加工】切削加工の種類と特徴

はじめに

みなさん、こんにちは! 今回は機械加工の中でも「切削加工」について簡単に解説します。切削加工は金属や樹脂などの素材を削ることで形を整える技術で、ものづくりの基本と言える重要な加工法です。

切削加工(せっさくかこう)とは?

切削加工とは刃物を使って素材を削り、目的の形状や寸法に仕上げる加工方法のことです。素材から不要な部分を取り除くことで部品を作り上げます。この加工は自動車や電子機器、建築部品など、あらゆる製品で使われています。

切削加工の種類

切削加工にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴や用途が異なります。代表的なものを紹介します。

旋削加工(せんさくかこう)
 素材を回転させ刃物で削る加工方法。円柱形や円錐形の部品を作るのに最適です。旋盤(せんばん)、自動旋盤(じどうせんばん)で用いられる加工方法です。

フライス加工
 刃物を回転させながら素材を削る加工方法。平面や溝、複雑な形状の加工に適しています。

穴あけ加工
 ドリルを使って素材に穴を開ける加工方法。ボルトを通す穴や配管用の穴などに使用されます。

研削加工(けんさくかこう)
 砥石(といし)を使って素材を削り、表面を滑らかに仕上げる加工方法。高い精度を求められる場面で使用されます。

切削加工の特徴

切削加工には次のような利点があります。

  • 高い精度:微細な調整が可能で、精密な寸法の部品を作れる。
  • 幅広い適用性:さまざまな形状や素材に対応可能。
  • 仕上げの良さ:加工面を滑らかで美しい仕上がりにすることが出来る。

次回もお楽しみに!

次回は切削加工の中でも「旋削加工」に焦点を当て、その原理や仕組みについて解説します!お楽しみに!

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