
はじめに
こんにちは!GMテクノロジー・ラボです。
前回はモノづくりの現場に欠かせない「ノギス」と「マイクロメータ」をご紹介しました。
しかし、これらの「挟んで測る」測定器では正しく測るのが難しい場合があります。
挟むと潰れてしまう?
グリーンメタルが得意とする精密部品の中には柔らかい材質のものや、厚みがとても薄い(肉薄な)部品が数多くあります。
こうした部品をノギスやマイクロメータで測るとどうなるでしょう? かなり優しく挟んだつもりでも部品がわずかに変形して(潰れて)しまう事があるのです。それでは正しいサイズが測れなくなってしまいます。

触れずに測る「光とカメラ」の技術
「挟んで測れないのにどうやって厳しい公差(こうさ)を保証するの?」
こういった部品を測るための技術にはいくつか種類がありますが、今回はその中から最新の測定技術の一つである「画像寸法測定器(がぞうすんぽうそくていき)」をご紹介します。
これは名前の通り部品の「画像」を撮影してその寸法を測る機械です。 ステージに部品を置き、光を当て、高解像度のカメラで部品の形を正確に写します。コンピューターがその形を解析しミクロン単位でサイズを割り出すのです。

画像寸法測定器の3つのすごいところ
この機械には手持ち型の測定器にはない圧倒的なメリットがあります。
- 対象に触れない(非接触) 光を当てて見るだけなので薄く柔らかい部品でも変形させずに測ることができます。
- 一度に複数箇所・複数個を測る カメラの視野に入っている範囲であれば、複数箇所・複数個の寸法や角度をボタン一つで測り終えてしまいます。
- 誰が測っても同じ結果になる 新人でもベテランでも部品を正しく置いてさえいれば、ボタンを押すだけで正確に測れます。

次回予告
さて、ここまで「長さ」や「太さ」といった「サイズ(寸法)」の測り方を見てきました。 しかし、精密部品の品質は「サイズが合っている」だけでは合格とは言えません。
寸法以外にも様々な試験項目がありますが、次回はその中の1つである、表面の「滑らかさ」「粗さ」を評価する方法ついて解説します。お楽しみに!

