
はじめに
こんにちは、グリーンメタルです。
前回は、加工直後の製品を洗浄液に浸けて切粉を除去する「前洗浄」についてお話ししました。今回は、前洗浄の次に行う「機械洗浄」について、その役割と必要性を中心にご紹介します。
前洗浄と機械洗浄、何が違うのか
前洗浄は、製品から切粉と切削油を取り除くための工程です。製品を洗浄液の中でふるいにかけることで切粉と切削油を洗い落とすことはできますが、洗浄工程はこれで終わりではありません。
前洗浄を終えた製品には、微細な切粉が残っていることがあります。また、洗浄液が残っていると製品によってはサビや変色の原因となり、品質に大きく関わります。
これらの「微細な切粉」や「残った洗浄液」を徹底的に取り除くのが機械洗浄です。前洗浄が「ふるい分け」だとすれば、機械洗浄は「仕上げ」にあたる工程だとイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。

なぜ機械洗浄が欠かせないのか
人の手や前洗浄だけでは、こうした細部の汚れまで均一に取り除くことは困難です。機械洗浄では「超音波洗浄」によって製品のすみずみまで洗浄します。
超音波洗浄とは、超音波の振動で水の中に細かい真空の泡をたくさん作り、その泡がはじけるときに発生する衝撃波で汚れを弾き飛ばして落とす仕組みです。身近なところではメガネの洗浄機にもこの仕組みが使われています。
機械洗浄で行っていること
弊社では、洗浄機を使って、超音波洗浄・真空すすぎ・乾燥までを一つの工程として行っています。汚れを落とすだけでなく、乾燥まできちんと行うことで、サビや変色の発生も防いでいます。前洗浄で切粉と切削油を取り除いた製品を、機械洗浄でキレイに仕上げることで、はじめてお客様にお届けできる品質になります。

前洗浄と機械洗浄、それぞれの役割
- 前洗浄:加工直後の製品から切粉と切削油を取り除く工程
- 機械洗浄:前洗浄で使用した洗浄液と除去できなかった微細な切粉を、洗浄機で徹底的に取り除き、乾燥まで仕上げる工程
このように前洗浄と機械洗浄はそれぞれ役割が異なり、どちらも欠かすことのできない工程です。
2つの工程を経ることで、はじめて安定した品質の製品をお届けすることができます。
次回もお楽しみに!
前洗浄から機械洗浄まで、製品をきれいに仕上げるための工程をご紹介してきました。
次回もGMテクノロジー・ラボをお楽しみに!

